アームス

バレエで肘を下げない理由と肘を張るシンプルな方法

こんにちは。島田です。

バレエ教室でフロア(センター)で踊るときに
「肘が下がってる(落ちてる)!」
「肘を張って(遠くに伸ばして)!」
って注意されたことありませんか?
 
そして…
「いや、もう振り付け追うのに必死だし…」
「気にしてないわけじゃないけど、足の動きで精一杯で手まで意識回らない…」
って思ったことありません? ^^;
 
 
たしかにそこまで意識するのは大変なんですが、実はこの肘の位置ひとつで、踊りのパフォーマンスアップにだいぶ影響するんです。
 
 
今回は、【肘が下がるデメリット】【肘が下がるのを防いで、肘を張るシンプルな方法】についてお話します。
 
 

肘が下がるといけない理由

 

肘が下がるデメリット

 
 
肘が下がる(落ちる)ことで関連するパーツが影響を受けます。

例えば、
・前肩になりやすい
・肩が上がる
・あばらが開く
・骨盤が立たない
・背中が硬い
・アゴが上がる

という状態になりやすくなるんです。
なぜバレエで肘が下がるといけないのか?.015
 
なので、先生からは「肘を落とさないで!」というアドバイスがでるわけなんですが…。
実際、踊りの最中は難しいんじゃないかと思いますよね?^^;

でも…
 
 

踊りで受ける影響

 
 
・体幹がキープできない(スクエアを保てない)ので、バランスが取りづらい
・足の力で足を上げるので足が重い(前ももを使う)

といった影響をうけるので、【足の振り付けそのものがやりづらい…】ということになります。

なぜバレエで肘が下がるといけないのか?.022

肘が下がっている(落ちてる)ことで受けるデメリットは、フロアで踊るときこそ邪魔なんです。
 
 

肘を張るには


そこで、教室では
「肘を張って」
「肘を遠くに伸ばして」
「もっと背中を引き上げて!」
というようなアドバイスをすることが多いんですね。
 
 
でも、【肘を張ろうとして首や肩に力入った】ことありませんか?
実は、肘を張ろうと意識をするだけだと結構むずかしいんです。

そこで、肘を張るためにできるシンプルな方法をお話します。
 
 

肘を張るシンプルな方法

バレエで肘を張るシンプルな方法.014

方法は簡単。
基本は次の2ステップです。
 
 
①アン・バー(1番ポジションの手)で肘を壁に押し付ける
このとき、肘が壁に触れるくらいだとちょっと弱いかも。肘で壁を押す強さは少し強くていいです。
 
 
②肘を壁に押し付けたまま、アン・オー(5番の手)にする
壁を肘で同じ強さのまま押しながら、アン・オーまでいきます。
このとき、肘が途中で壁から離れないようにしてください。
背中や脇に力が入ればきちんと効いてます。
 
 
注意ポイント
・肘がこすれるので長袖でやった方がいいです。
・上半身がグラグラしないようにしてください。
・背中が反らないように注意。
 
 

できてるかチェックするには

 
 
これは背中を引き上げて、股関節を開くこともできます。
ちゃんとできると5番ポジションに入りやすくなる】という嬉しい副作用があるんです^^

なので…
5番ポジションをやってみる

今回のエクササイズをやってみる

もう一度5番ポジションをやってみる

としたときに、5番に入りやすくなっていればうまくいってます。
バレエで肘を張るシンプルな方法.018
 

まとめ

 
 
肘が落ちるのがダメなのは知ってはいても、図でみてみると影響が結構大きいことに気づいたかもしれません。

「なんでそんなに肘が落ちてるって注意されるんだろう?」と思ったこともあるかもしれませんが、踊りのパフォーマンスには欠かせない要素なんですね。
 
 
今回の方法は、簡単なので壁があればどこでもできます
教室は鏡張りなのでやりづらいですが、オフィスのトイレとか自宅の壁でいいので試してみてください。
 
 
バレエで肘を張る注意を受けるのは、ある程度フロアで踊れるようになってきた証拠。
もう一段上の自分になるための登竜門として、ぜひトライしてみてください^^
 
 
バレエ 背中

バレエ 肩下げる

こんな肩下げはダメ…

こんにちは。島田です。

先日、あるダンサーさんの治療をしたときの話。
「左足の付け根が痛い…(×_×;)」
とのこと。

バットマンをしてもらい、付け根の痛みがどう変わってるか確認しながらバレエ治療をしていきました。

足の治療をして足はOK。
でも、まだ痛みは残っていました。

※足が OKの根拠※
まったく同じ治療を反対側にしたら、「うわっ!軽っ!」って足が上がるんですが、痛い方の足は「こっちは痛い」って上げられないからです。

ということで、まだ治療をしていない上半身に痛みの原因があるんだろうと探してみると、右の肩関節がゆるゆる…。
そこで聞いてみると、
 
 
「(あんまり注意されてしんどかったので)肩下げするときに、肩が上がらないように腕を引き下げていた
 
 
とのこと。(^^;
これが足の付け根が痛い原因でした。

 

肩下げで腕を引き下げてはいけない2つの理由

 
パッと見、肩は上がってないように見えるからOKじゃないかと思いますよね?

でも、この方法で肩を下げてしまうと、マズイことが2つあります。
それは…
①腕の助けがないので引き上げできない
②股関節がゆるんで足の付け根を痛めやすい
 
 
①腕の助けがないので引き上げできない
アームスは体を引き上げたり、股関節を使いやすくするためのサポートです。
腕を引き下げてしまうと、その腕が使えなくなります。
本来、腕の助けを借りて引き上げる部分だったり、足を上げたりする部分を足の力でやらないといけません。
要するに、足の負担がすごく増えます
 
 
②股関節がゆるんで足の付け根を痛めやすい
以前お話した通り、肩と股関節は連動しています(股関節を開く簡単な方法)。
腕を引き下げて肩を下げようとすると、肩関節がゆるくなります。
そうすると、股関節もゆるんでしまいます。

こう言うと、『股関節ゆるむなら良いんじゃないの?』と思う人もいるかもしれませんね。
実は良くありません。

これは股関節を柔らかく使えるのとは違います。
柔らかく使うには、股関節が安定していないといけないんですね。
股関節がゆるんでしまうと、そもそも立つのが不安定になります。
グラつきやすい分、支えようと力が入るのでかえって硬くなっちゃうんです。
 

肩下げ≠肩関節を下げる

 
肩下げって言葉は誤解うみやすいです。
いわゆる肩関節を下げるんじゃなくて、肩甲骨を下げる感じなんです。

なので肩下げするときは、首の根元と背中を背骨に向かって下げるイメージでやると肩甲骨が下がります。
バレエ 肩下げる

間違っても腕を引き下げようとはしないでくださいね^^;ケガしちゃうから
 


PS.
ちなみに、この方の痛みはとれて発表会に間に合いました^^ヨカッた

PPS.
もうひとつ言うと、普段デスクワークで足の付け根が痛い人の7割は股関節ではなく肩が原因です。
猫背になると前肩になります。
前肩になると股関節が開かなくなります。
肩のせいで開かない股関節を無理して使って痛めてるケースがほとんど…^^;。

【この記事を読んだ方はこちらも読んでいます】
バレエ 肩 下げる

バレエのアンナバンはピルエット上達のカギ

こんにちは。島田です。

あなたがピルエット得意なら読み飛ばしてください。
でも、ちょっとでもうまく回りたいなと思うなら、今回のお話はヒントになるはずです。

ピルエットが回れないときに、【顔がつかない】、【首が回らない】といった部分は意識がいくんですが、手はノーマークな人が多いです。
でも、この手の位置ひとつ変えるだけでバランス取りやすくなってピルエットしやすくなるんですね。
 
 
ピルエットで回ってるときはアンナバン(アンナヴァン)にしていると思います。
このとき、アンナバンの位置が高いと回るときに勢いがつきすぎてダブルに入れません
逆に、位置が低いと回転不足で途中で降りちゃいます
 
 
「手の位置が重要なのはわかったけどどうすれば…^^;」って思いますよね?
アンナバンの手の位置を、自分でもチェックできる簡単な方法があります。
それは…
 

アンナバンの状態で、手を上下に動かす

 
普通に立ってる状態でいいので、アンナバンにして手を上下に動かしてみてください。

バレエ アンナバン
このとき、手が軽くなる位置が、あなたのアンナバンの位置です。
これは、腕が背中から使えてる状態です。
それ以外は、腕で手の位置を支えています。
つまり、腕が重りになって、首の根元にぶら下がってる状態です。

重心がズレるので、

・バランスがとりづらい
・肩が上がる
・顔がつかない

といった問題がでてきます。

 

あなたの手の位置はそこで良いですか?

 
ふだん、何気なくやってるアンナバン。
でも、間違ったところに手を伸ばすと、手が背中にぶら下がる感じになって、重心がズレます。
ピルエット回るどころかバランスがとれません。

自分の手が軽くなる位置を見つけて、そこに乗せてみる感じにすると今までより軽く回れることに気づきますよ^^

バレエ 整体