作成者: 島田智史

東京港区三田にある鍼灸院「専心良治」院長。 現在、年間2,600人以上に対して施術を行ってる(2016年は2,604人)。整形外科で3年勤務後、治療院開院。 開院後に施術した人数はのべ15,312人(2010年〜2016年)。 バレエに有効な体の使い方、調整に定評がある。 訪れるクライアントは、地域のみならず海外に及ぶ。 コメント: 犬とコーヒー好きのB型です。 【体を良くするためのボディメイクアーティスト】 中医学鍼灸、整体、ジャイロトニック、アレクサンダーテクニークなど、色々な視点からアプローチしています。

あばらを締めて背中を広く使うイメージ

こんにちは。島田です。

先日クライアントとお話していたときに、
「あばらを締めるイメージと背中を広く使うのが別々になっちゃってうまくいかない…」
「あばらを閉じるイメージが、私が思ってるのと教室の先生が思ってるので違ってた…」
という意見を聞きました。

そこで色々聞いてみると、意外な落とし穴が…^^;

もしかしたら、あなたもそこで引っかかってるかもしれません。

そこで今回は、あばらを締めるイメージ(+背中を広く使う)についてお話します。
 
 

バレエであばらを締めるときのイメージ

あばらが閉じにくい理由の1つ

 
 
それは人によってイメージしてることが違っているということです。

日本語って便利なので、「あばらを締める」と一言でいっても、
『腹筋を固めて使う?』
『手で横から脇を押さえつける感じ?』
『肋骨をガバッと開いたり閉じたりすること?』
と、その人なりのイメージになりますよね?

なのでアドバイス通りにやったはずなのに、上手くいかないなんてこともあります。

そしてさらに…
あばらを締めるときのイメージ.008
「あばらは締めて背中は広く」と直されたりしたことありませんか?

たしかにその通りなんですが、上で述べたような状態でコレをやろうとすると、『顔や肩が前に』行ってしまいます。

あなたも、先生から脇を押さえられて直されたときに、「すんごい前重心になるな…」と思った経験ありませんか?

これは、あばらを締めるときのイメージが先生とズレてるときによく起きます。
 
 

あばらを締めるイメージ法

 
 
では、あばらを締めるときにどんなイメージをもつといいのか。

私が現場でお伝えしてて反応が良いイメージ法を1つシェアします。

あばらを締めるときのイメージ.014
これは、背骨と肋骨を上から見た図。
ここから
あばらを締めるときのイメージ.019

体のなかにネジがあって、ネジを締めるイメージをしてあげてください。
そうすると、背中側は外へ、前側(肋骨)は内へ力が加わります。

これを両側でやると…
あばらを締めるときのイメージ.021
このように両側から、『背中が外へあばらは内へ』の力が入ります。
なので…
あばらを締めるときのイメージ.025
背中は広く使えて、あばらは締まるように使えるんですね。
 
 

まとめ

 
 
あばらを締めるといっても、横からグッと押さえつけたり、お腹を固めたりする必要はありません。

もしあなたが、あばらが開きやすいなと思ったら、体の中のネジを両側から締めてあげてください。
シンプルですが、あばらが締まって背中を広く使えますよ^^

できてるか確かめるときは足を上げたり、伸ばしたりする動き(バットマンとかタンデュ)がオススメです。

 
 
 
 
 
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バレエで反り腰を注意される理由。

こんにちは。島田です。

教室で踊っていると
「反り腰になってるよ!」
と注意されることありませんか?

人によって
・膝を伸ばそうとしたり…
・ルルベでバランス取るときだったり…
・アラベスクで足が上がらないときだったり…
タイミングはさまざまです。

そして、腰の位置の問題かなと思って直そうとしても、「違う!」と言われてしまうことありません?

なので、反り腰って注意されるけど、「どこを直せばいいかよくわからない…」という状態になりがちです^^;

そこで、今回は
【バレエで反り腰ってどんな状態になってるのか全体的なイメージ】
【反り腰を起こしやすい2大原因とバレエで気をつけたいチェックポイント】
についてお話します。
 
 

反り腰ってどんな状態?

良い状態と反り腰を比べると…
反り腰ってどんな状態?.009
【良い状態】
横から見たときの重心線、つまり前後のバランスをとるポイントをつないだ線がまっすぐになる状態で立てればOKです。

【反り腰】
重心線からズレて立っているので、体のあちこちを前や後ろにズラしてバランスをとろうとします。例えば、お尻は後ろへ、お腹は前へ、アゴは上向きに…といった感じです。

つまり、反り腰って名前はついてますけど、バランスの取り方の問題なんですね。なので、腰の位置だけ直そうとしても上手くいかないんです。一体どこがズレてるとこんなことになるんでしょうか?
 
 

反り腰のゆがみ方

 
 
反り腰って一言で言っていますが、骨格で見てみると…
反り腰ってどんな状態?.014
前後にあちこち歪んでいます。
このゆがみの影響で倒れないように、結果的に腰を反ってバランスとってるんですね。
じゃ、これがバレエにどう影響するのかというと…
 
 

反り腰のデメリット

反り腰ってどんな状態?.025

歪んでる位置や、バランスとろうとして頑張りすぎてるところをピックアップすると、

1.足裏が使いづらい(指が浮く)
2.すねが疲れる、硬い
3.膝が出る、曲がる
4.前ももが緊張する(力入る)
5.もも裏が張る
6.お尻が垂れる(坐骨が下へ引っ張られる)
7.骨盤が前に出っ張る
8.お腹がポッコリ出る
9.アゴが上がる
10.前肩(肩甲骨が前にくる)

こんな感じに10個はでてきます。
どれもバレエでは良い影響なさそうですよね^^;

さすがにこれ全部あるってことはないと思いますが、3つ以上あったら反り腰に注意です。

では、反り腰になる原因ってどんなものがあるんでしょうか?
 
 

反り腰の2大原因

反り腰の原因として言われる2大原因は、長時間座るのと、ヒール歩きです。

反り腰の2大原因.006

原因①長時間座る

反り腰の2大原因.011
長時間座るタイプで反り腰になる場合、前かがみが多いので背中の筋肉(脊柱起立筋・せきちゅうきりつきん)が疲れて、腰〜股関節につくインナーマッスル(腸腰筋・ちょうようきん)が弱ります。

すると、まっすぐ立とうと思っても、背中や腰、股関節がちぢこまる+膝が伸ばせない状態になります。この状態で膝を伸ばすと、上半身が前に行っちゃうのでバランスとろうとして反り腰になります。
 
 

原因②ヒール歩き(膝曲げてつま先体重)

反り腰の2大原因.018
ヒール歩きで反り腰になる場合、ヒールそのものというより、その歩き方に問題があります。

高いヒールで歩くと、
・膝を曲げて
・つま先体重
にした方がバランスがとりやすいです。

なので、前もも(大腿四頭筋・だいたいしとうきん)に自然と力が入りやすくなります。
そして、ヒールのときはつま先体重ですが、このバランスの取り方だと、足をフラットにしたときはつま先が浮くのでかかと体重になります。

つまり、このタイプは、前ももに力が入る+かかと体重になりやすいんです。

その結果、足のバランスがとりづらいので反り腰になります。

大きくこの2つのメカニズムで反り腰になります。これは一般的な反り腰のなり方ですが、バレエでの反り腰も状態は同じ。

なので、気をつけたいポイントもこの2つのタイプで分けられるんです。
 
 

タイプ別
バレエでチェックしたいポイント

反り腰の2大原因.032
 
 
反り腰になるタイプ①長時間座る系

このタイプは、上半身の支えが足りないことが多いです。
・スクエアが保てない
・体幹がグニャグニャしやすい
・プリエでかかとが上がりやすい
といった状態になりやすいんですね。

なので、気をつけたいのは、肘が落ちること、あばらが開くことなどです。
これはバーの持ち方を、手のひらが浮かないように気をつけることで改善していきます。
バーの持ち方NG

反り腰になるタイプ②ヒール歩き系

このタイプは、骨盤から足までのバランスで全体的に前側に力が入りすぎていることが多いです。

・前ももに力が入りすぎ
・膝が出る
・指だけで足首のフレックスをしていない

などが気をつけたいポイントです。
前もものストレッチやフレックスを2段階おこなうなどで改善していきます。
 
 

まとめ

反り腰って名前がついてると、どうしても腰をイメージしちゃいますよね。でも、実は全身のゆがみやバランスを取ろうとした結果で結果的に腰を反っています。

なので、まずは自分はどっちのタイプかなとチェックしながら直していくと、腰の位置だけ直そうとするより効果的ですよ^^
 
 
 

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バレエで肘を下げない理由と肘を張るシンプルな方法

こんにちは。島田です。

バレエ教室でフロア(センター)で踊るときに
「肘が下がってる(落ちてる)!」
「肘を張って(遠くに伸ばして)!」
って注意されたことありませんか?
 
そして…
「いや、もう振り付け追うのに必死だし…」
「気にしてないわけじゃないけど、足の動きで精一杯で手まで意識回らない…」
って思ったことありません? ^^;
 
 
たしかにそこまで意識するのは大変なんですが、実はこの肘の位置ひとつで、踊りのパフォーマンスアップにだいぶ影響するんです。
 
 
今回は、【肘が下がるデメリット】【肘が下がるのを防いで、肘を張るシンプルな方法】についてお話します。
 
 

肘が下がるといけない理由

 

肘が下がるデメリット

 
 
肘が下がる(落ちる)ことで関連するパーツが影響を受けます。

例えば、
・前肩になりやすい
・肩が上がる
・あばらが開く
・骨盤が立たない
・背中が硬い
・アゴが上がる

という状態になりやすくなるんです。
なぜバレエで肘が下がるといけないのか?.015
 
なので、先生からは「肘を落とさないで!」というアドバイスがでるわけなんですが…。
実際、踊りの最中は難しいんじゃないかと思いますよね?^^;

でも…
 
 

踊りで受ける影響

 
 
・体幹がキープできない(スクエアを保てない)ので、バランスが取りづらい
・足の力で足を上げるので足が重い(前ももを使う)

といった影響をうけるので、【足の振り付けそのものがやりづらい…】ということになります。

なぜバレエで肘が下がるといけないのか?.022

肘が下がっている(落ちてる)ことで受けるデメリットは、フロアで踊るときこそ邪魔なんです。
 
 

肘を張るには


そこで、教室では
「肘を張って」
「肘を遠くに伸ばして」
「もっと背中を引き上げて!」
というようなアドバイスをすることが多いんですね。
 
 
でも、【肘を張ろうとして首や肩に力入った】ことありませんか?
実は、肘を張ろうと意識をするだけだと結構むずかしいんです。

そこで、肘を張るためにできるシンプルな方法をお話します。
 
 

肘を張るシンプルな方法

バレエで肘を張るシンプルな方法.014

方法は簡単。
基本は次の2ステップです。
 
 
①アン・バー(1番ポジションの手)で肘を壁に押し付ける
このとき、肘が壁に触れるくらいだとちょっと弱いかも。肘で壁を押す強さは少し強くていいです。
 
 
②肘を壁に押し付けたまま、アン・オー(5番の手)にする
壁を肘で同じ強さのまま押しながら、アン・オーまでいきます。
このとき、肘が途中で壁から離れないようにしてください。
背中や脇に力が入ればきちんと効いてます。
 
 
注意ポイント
・肘がこすれるので長袖でやった方がいいです。
・上半身がグラグラしないようにしてください。
・背中が反らないように注意。
 
 

できてるかチェックするには

 
 
これは背中を引き上げて、股関節を開くこともできます。
ちゃんとできると5番ポジションに入りやすくなる】という嬉しい副作用があるんです^^

なので…
5番ポジションをやってみる

今回のエクササイズをやってみる

もう一度5番ポジションをやってみる

としたときに、5番に入りやすくなっていればうまくいってます。
バレエで肘を張るシンプルな方法.018
 

まとめ

 
 
肘が落ちるのがダメなのは知ってはいても、図でみてみると影響が結構大きいことに気づいたかもしれません。

「なんでそんなに肘が落ちてるって注意されるんだろう?」と思ったこともあるかもしれませんが、踊りのパフォーマンスには欠かせない要素なんですね。
 
 
今回の方法は、簡単なので壁があればどこでもできます
教室は鏡張りなのでやりづらいですが、オフィスのトイレとか自宅の壁でいいので試してみてください。
 
 
バレエで肘を張る注意を受けるのは、ある程度フロアで踊れるようになってきた証拠。
もう一段上の自分になるための登竜門として、ぜひトライしてみてください^^
 
 
バレエ 背中