ねんざのケアは急性と慢性で違います。今回は急性ねんざの対処法を紹介。
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こんにちは。島田です。
つま先や足裏の感覚を大事にするバレエにとって捻挫は大敵。
急性でも慢性でも鍼灸で治療することはできますが、その前にまず自分でできる対処法をご紹介したいと思います。
■急性捻挫の対処法(腫れがあるとき)
1.休む(Rest)
2.冷やす(Ice)
3.(包帯などで)圧迫する(Compression)
4.足を上に上げる(Elavation)
の4ステップです。英語の頭文字をとってRICEと言われます。
休むのは、修復を早めるためです。人には傷ついたら治すという仕組みがあります。これはケガ直後から始まるので、そこで動くと結果的に治りが遅くなったり、後に残ったりするんです。
捻挫直後の痛みは炎症によるもの。患部冷やすことで血管が収縮して腫れや炎症がおさまります。冷やすのは本当にガッツリ冷やします(氷水いれたバケツに足をつっこんで10分)。
患部を圧迫することで腫れや炎症をおさえます。圧迫よりも「固める」の方がイメージしやすいみたいなので、無理に動かさない意味も含めてイラストでは「固める」としました。でも、バレエやってる方、基本的に固められるの嫌いな方多いですよね^^;当院では動かしながら炎症をとっていきます(その分激しい動きは難しいですが)。
患部を心臓より高い位置に上げることで血流を制限して炎症をおさえます。
ねんざ直後〜3日はこのRICE処置を合間見て何回もやるとその後の回復がスムーズです。
ですが、なかなか痛みが引かず、動かさないことで筋肉が痩せちゃって左右のバランスが悪くなっちゃう方もいます。その場合の対処はまた紹介しますね。