こんにちは。島田です。
今回は、背骨の柔軟性を高めるツボと、そのツボを使ったセルフ整体についてお話していきます。
「最近、背中や腰が固まっている感じがする…」
「姿勢が悪くなっている気がするけど、どう直せばいいのかわからない」「ストレッチがしづらく、体が思うように動かない…」
って思ったことありませんか?
これらの原因は、背骨の柔軟性の低下にあるかもしれません。体全体の支えとなる中心なので背骨が硬くなると、体全体の動きが悪くなり、さらには日常生活や運動パフォーマンスにも影響が出てきます。
この記事では、手の小指の付け根にある「後谿(こうけい)」というツボを使って、背骨の柔軟性を高めるセルフ整体法を3つ紹介します。
簡単なツボ押しと動作を組み合わせるだけで、首や腰の動きがスムーズになり、姿勢改善にもつながります。
この記事を読むことで、忙しい時でもサッとできる簡単な方法を学び、背骨の柔軟性が向上し、姿勢や体の動きに大きな変化を感じられるようになります。
手軽にできるセルフケアで、背骨の健康を取り戻しましょう。
やり方はとても簡単ですので、ぜひ試してみてください。
目次
背骨の柔軟性をUPするツボ『後谿・こうけい』
では、まず背骨の柔軟性をUPするツボについてお話していきます。
ツボの名前は後谿(こうけい)といいます。
場所は小指の付け根です。
手のひらを顔に向けます。
手相でいうと感情線なのかな?このシワの部分が、手を握ると小指の付け根のあたりにぽこっと出てきます。そこがツボの位置です。
このツボは、
・小指や腕の後ろ側の痛み
・首や肩、肩甲骨などの痛み、コリ
・腰や背中などのつらさ
などに使われます。
今回は、このツボの押さえ方や動きの組み合わせによって、背骨の柔軟性UPに活かしていきます。
では、ここから後谿のツボの使い方についてお話します。
後谿のツボの押さえ方
まず、ツボの押さえ方からですね。
ステップ1:手のひらを顔に向けてツボを押さえます。
ツボの位置ですが、手を握ると、この辺のシワが、小指の付け根の所にぽこっと出てきます。
ここがツボの位置なので、そこを押さえます。
でも、ただ押すだけだと効果はほとんどありません。押さえ方が大事なんですね。
ステップ2:ツボを押さえたら、握った手の指を伸ばしてください。
そうすると、押さえた場所の皮膚が引っ張られるような感じがあると思います。
この皮膚が引っ張られる感じが、このツボが押さえられている感じです。
ステップ3:次に、姿勢を保ったまま、肘を体の前に向かって出すようにします。
こうすると、腕から体幹に力が伝わりやすいのでツボの効果が出やすくて、背骨の連動がスムーズにいきやすくなります。
(ステップ2までの押さえ方でも7割はできてるので、もし体勢が難しい場合はステップ3は省略しても大丈夫です。)
ツボを使ったセルフ整体3つ(①首②背中・胸椎③腰と股関節)
このツボの押さえ方をすると背骨の動きがスムーズになるので、気になるパーツを動かしていきます。
今回は、
・首
・背中
・腰〜股関節
の3つのパーツに分けて整えるやり方を解説していきます。
セルフ整体①顔を真横に向けて左右差とゆがみを整える
では、1つ目は顔を真横に向ける動きです。
これは、
・横に向きづらい(首が痛い)
・首こりや肩こりがある
・ゆがみなどで左右差を感じる
というタイプに向いています。
踊りでいうと、ピルエットなどの回転する動きが苦手な方向けです。
では、やり方を解説していきます。
ツボを押さえた状態で、
ステップ1:手のひらを見続けながら上半身を横に向けていきます。
向ける方向は、ツボが押さえられている側です。
この時、無理に振り向かず背すじがまっすぐのまま行ける範囲で行います。
止まった所で深呼吸をすると背骨の硬さが取れやすいです。
ステップ2:次に、ツボが押さえられている側に顔だけ横に向きます。
そうすると、首の上の方が動いて、頭の位置を変えずに横に向きやすくなります。
まだ横に向けづらいなと思ったら、もう1度ステップ1をやると体をねじるのがスムーズになってやりやすいです。
やる前よりも顔が真横に向きやすくなってればOKです。
反対側も同じように行います。
セルフ整体②背中を反らすして反り腰・猫背を改善
続いて、2つ目は背中を反らす動きです。
これは、
・背中が硬い
・猫背や骨盤後傾(によるタックイン傾向がある)
・反り腰がある
というタイプに向いています。
踊りでいうと、背中を反らす動きや、足を前や後ろに上げるのが苦手な方向けです。
では、やり方を解説していきます。
この方法は椅子に座って行います。
ツボを押さえた状態で、
ステップ1:手のひらを見続けながら下を向いていきます
無理せず止まった所で深呼吸します。
もし余裕がある方は、そこから背もたれを腰で押すようにすると、腹筋が使われてさらに効果的です。
ステップ2:手のひらを見続けながら胸を天井に向けていきます
こちらも無理せず止まった所で深呼吸します。
ステップ1と2を交互に繰り返していくと…、だんだん背骨を丸めたり反らしたりできる範囲が増えていきます。
反対側の手でも同じように行います。
これで立ってみて背中を反らすのを比べてみると、こんな感じに体が反らせる範囲も増えてくるんですね。
今回は椅子に座ってやる方法を紹介しましたが、立ってやる事もできますので後ろに反らす時にバランスが不安じゃない方はそちらも試してみてください。
セルフ整体③しゃがむ動きで股関節の動きをスムーズに
3つ目は、深くしゃがむ動きです。
これは、
・股関節が硬い
・足首が硬い
・膝や前ももに負担がかかりやすい
というタイプに向いています。
踊りでいうと、腸腰筋が弱い、足の付け根がつらくなりやすい方向けです。
では、やり方を解説していきます。
ツボを押さえた状態で、
ステップ1:手のひらを見続けながら無理のない範囲でしゃがんでいきます
ステップ2:太ももがキツくなる手前で止まって、そこで深呼吸をします。深呼吸をしたら元の姿勢に戻ります。
背骨をコントロールしながらしゃがんで立つことで、腰、骨盤、股関節が使える範囲が増えます。
なので…
ステップ3:ステップ1と2を繰り返してくと…、股関節の動きがスムーズになって、徐々に無理せずしゃがめる範囲が深くなっていきます。
付け根や前ももがキツくならない範囲で、少しずつ試してみてください。
まとめ
では、ここまでの話をまとめます。
「手のツボを活かして背骨の柔軟性をUP」ということで、今回は次の2点について解説をしてきました。
①背骨の柔軟性をUPする意外なツボ『後谿・こうけい』
②ツボを使ったセルフ整体を3つ
小指の付け根にある後谿というツボの押さえ方と、ツボを押さえた状態での動かし方の組み合わせで、背骨が連動しやすくなって、首や背中股関節などの動きをスムーズにしてくれます。
背骨の硬さが取れることで、
首や背中、腰の動きがスムーズになったり、
姿勢の改善につながったり、
ストレッチなどに活かせるはずです。
また、バレエなどの踊りをされている方は、ターンなど回転する動きや左右差の解消、足の付け根のつまりをとるのにも活かせます。
このツボは手にあるので、時間がない時にもサッとできます。
やり方はとても簡単ですので、ぜひ気になった時に実践してみてください。
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・実技動画による解説
・背骨の柔軟性UPに後谿を選んだ理由とそのメカニズム
「実際の動きはどんな感じになるのかな?」とか「背骨の柔軟性UPの裏側や、ツボの活用を通して色々な応用がしたい」と思った方はぜひご覧ください。
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以上参考になれば嬉しいです。