こんにちは。島田です。
「ストレッチを頑張っても、なかなか体が変わらない…」
「体が硬すぎて、自分には無理だと諦めかけている…」
そんな風に感じていませんか?
実は最近、私自身の体に面白い変化がありました。3年前に出版した本の重版が決まったことをきっかけに、過去の自分と今の自分を比べてみたところ、明らかに柔軟性が向上していたんですね。
「(専門家なんだし)元々柔らかいんでしょ?」と思われるかもしれませんが、私は今でも体が硬く、無理に伸ばすストレッチは苦手です。バレエを整体として使うことで、『自由に動かせる範囲を増やしてる』だけです。
むしろ、筋肉や靭帯は普通に硬いので、ギューっと伸ばす系のストレッチは今でも苦手です。正直、健康面を考えれば難易度の高いストレッチはできる必要ないとも思ってます。
では、なぜ体は変わったのか?
その理由は、新刊『ズボラでガチガチな私がストレッチしてみたら不調が改善されました』の制作過程で見つけた「ストレッチが続かない人のための、たった一つのシンプルな答え」にありました。
この記事では、私の身に起きた変化の理由と、あなたのストレッチがもっと効率よく変わるかもしれないヒントについてお話しします。
目次
なぜ、ストレッチを「頑張る」ほど効果が出にくいのか?
「ストレッチは、とにかく頑張って伸ばすもの」だと思っていませんか?
実は、多くの方がその「頑張り方」を少しだけ間違えているのかもしれません。
その原因が、『代償運動』(だいしょううんどう)です。
これは、本来動かしたい部分の代わりに、他の部分が勝手に動いてしまう現象のことを言います。
(↓ここに、以前使った「穴の空いたバケツ」の画像を挿入)
[Source: 【体が硬くて開脚できない方向け】寝ながらできる股関節の詰まり解消ストレッチ .004.jpg]
頑張ってるつもりが、実はアクセルとブレーキを同時に踏んでいるような状態なんですね。
この『代償運動』については、以前こちらの記事で詳しく解説しました。
>>過去記事:『【体が硬くて開脚できない方向け】ストレッチがうまくいかない原因と寝ながらできる股関節の詰まり解消ストレッチ』
かつての私も抱えていた「難しい」という課題
先日、2022年に出版した『柔軟バレエストレッチ』の重版が決まりました。本当にありがとうございます。
この本は、『バレエの仕組みを活かしてストレッチしやすくする』という、私の哲学の根幹が詰まった一冊です。
そのため評価をいただく一方で、「少し難しい」「読むだけだとできない」というお声や、お友達から「人はそんなに運動する人ばかりじゃないよ」と言われた、というお話もいただいていました。
体(柔軟性)の変化の理由は「新刊制作の裏側」にあった
そんな中、今回監修した新刊『ズボラでガチガチな私がストレッチしてみたら不調が改善されました』の制作が始まりました。
コンセプトは「運動習慣がない人でもできる、簡単な方法」。
マンガ担当のモチコさん達から「この姿勢はできない」「難しい」とフィードバックをもらうたびに、動きを徹底的に分解し、シンプルにしていきました。
まさに、体が硬い人がどこで詰まるのかを先回りし、それを解消するプロセスを突き詰めていったんです。
発見:「一番やさしい基本」が「高度な動き」の近道だった
そして、面白いことが起きました。
そんな感じに『シンプル化されたエッセンス』を突き詰めた上で、改めて以前の『柔軟バレエストレッチ』のメソッドに戻ってみると…当時よりも遥かに効果的に、そして楽に、体を動かせるようになっていたんです。
つまり、新刊で紹介している『一番やさしい、基本のキ』を実践することが、結果的に、より難しいポーズの動きをするための近道になっていた、ということ。
この発見は、私にとっても嬉しい驚きでした。
まとめ:あなたの体が変わる、はじめの一歩
私に起きたこの変化は、特別なことではありません。正しいステップを踏めば、きっとあなたの体にも起こるはずです。
「難しいポーズに対して、とにかく頑張ってなんとかする」以外の選択肢として、この本があなたの「変わりたい」という気持ちに、寄り添えたら嬉しいです。
あなたへのおすすめはどっち?2冊の選び方ガイド
「じゃあ、私にはどっちの本がいいの?」と思われたかもしれません。
選び方のヒントを書いておきますね。
①バレエの動きに関連して柔軟性を上げたい方は重版が決まった『柔軟バレエストレッチ』がお勧めです。
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②まずは日々の不調改善や、難しくない形でストレッチを習慣にしたいと考えている方は、新刊『ズボラでガチガチな私がストレッチしてみたら不調が改善されました』の方がお勧めです。
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