こんにちは。島田です。
先日、あるダンサーさんのバレエ治療をしたときの話。
悩みは「アラベスクで足を高く上げようとすると腰がつまる…」というもの。
股関節の可動域や、足の伸ばし方に問題はありません。
なので、問題はボディ(体幹)の方にありそうだということでチェックしていきました。
すると、原因は腰とはだいぶ離れたところにあったんです。
アラベスクで足を高く上げるときの体幹チェックポイント
アラベスクで足を高く上げようとしたとき、こんな感じ↓に体幹を使っていきます。
多くの場合、問題になるのは腹筋で骨盤の重さを支える部分。
股関節と体幹をつなげて使えないと、足の重さを腰で受けることになるので、腰を痛めます。
このダンサーさんの場合、そこはOK。
【背中の下でねじる】のがうまくいかないことで、腰の柔軟性がない状態に。
そのせいで、上げた足が途中で引っかかり腰がつまっていました。
この背中のねじりがうまくいかない原因、鎖骨のコリにありました。
鎖骨のコリ ≒ 腰の柔軟性低下
なぜ、鎖骨と腰が関係あるんだろうって思いますよね?
鎖骨は体幹(胸骨と肋骨)と腕(肩甲骨、上腕骨)をつなぐ骨です。
鎖骨の下が凝って、つながってる部分が動かないと、肩がつまって体をねじることができません。
鎖骨が凝る
↓
肩甲骨を動かすスペースがない(腕が伸びない)
↓
肩甲骨がジャマで背中(胸椎)ねじれない
↓
腰がつまる(柔軟性がでない)
という感じに、鎖骨が凝ってると、アラベスクで足を高く上げるときに必要な腰の柔軟性がでない原因になるんですね。
あなたの鎖骨はどうですか?
コリコリに凝ってたら要注意。
背中ねじりにくくてアラベスクで腰がつまったり、ピルエットで回りづらかったりする可能性アリです。
PS.
このダンサーさん、「ピルエットでダブル以上回ると首が途中で止まる…」という悩みもあったんですが、それもこの鎖骨で解決しました^^