知るだけでレッスンの効果が上がる3つの秘訣

バレエで役立つストレッチポールの使い方

バレエ ストレッチポール

こんにちは。島田です。

突然ですが質問です。次の3つのうち、あなたに当てはまるものはいくつありますか?

⬜︎腕が長く使えない
⬜︎ストレッチしても股関節やハムストリングス固いまま
⬜︎股関節硬くないのに足が高く上がらない

いかがですか?いくつ当てはまりましたか?もしかしたら3つとも…なんてこともあるかもしれませんね。1つでも当てはまるものがあればある部分に問題があります。

それは背骨。

手足にいく筋肉や関節にいく神経は、背骨から出ます。背骨の関節の動きが悪いと神経への血流が悪くなって命令が伝わりにくくなります。神経の命令が伝わらないと、関節や筋肉の動きが悪くなります。それが可動域を狭くしている原因の1つなんですね。

背骨をストレッチすることで、腕が長く使えたり、関節の可動域が上がったり、足も高く上がります。背中のストレッチで一番簡単に使えるのがストレッチポールですが、バレエに合わせた使い方って意外と知られていないようです。

そこで、今回は『バレエで役立つストレッチポールの使い方』を紹介します。
 

ストレッチポールで行う背骨ストレッチ

 
背骨はその位置で役割が違います。今回はバレエで使う部分に合わせて大きく3つ(肩甲骨周り、背中、腰)に分けてストレッチ方法を紹介します。

背骨ストレッチ(1)肩甲骨周りを伸ばす

肩甲骨周りの背中を伸ばしたいときは、ストレッチポールに乗ったまま手を上に伸ばします(アンオーでも良いかも)。手を伸ばしたまま体をゆらゆら揺らしてください。肩甲骨周りがストレッチされます。

おそらくほとんどの方が片方の手は床に着くけど、もう片方は着かないんじゃないかと思います。なので、手が両方とも床に着くまでストレッチしてください。
アンオーも楽になりますし、連動して股関節の可動域も上がります

 
背骨ストレッチ(2)背中を伸ばす

背中の真ん中あたりを伸ばしたいときは、肋骨を押さえて体を揺らします。肋骨と背骨(胸椎)はつながっているので、押さえた肋骨にくっついてる部分がストレッチされます。

踊っていて背中が使えてないなと思うときはここを伸ばすと良いです。回転系が苦手な人向け。足も高く上がりやすくなります。

 
背骨ストレッチ(3)腰を伸ばす

腰に問題があると、引き上げやターンアウト、軸足の安定に影響します。ストレッチポールで腰を伸ばしたいときは、次のパターンに足の位置を変えてストレッチします。

①足を伸ばす

ストレッチポールに乗りながら足を伸ばします。6番の位置から足を広げていくと、かなり広い範囲の腰のストレッチになります。
②カエル足
ストレッチポールに乗りながらカエル足をします。これは結構強めのストレッチなので、股関節や腰に響く場合は、足を開く角度を浅めにするか、片足ずつにしてください。

③ターンアウト
ストレッチポールに乗りながらターンアウトします。そうすることで、ターンアウトで使う腰椎部分がストレッチされます。

 

可動域上げるなら背中ストレッチしましょう

 
ストレッチしても固いままだし、足も高く上がらないし、どうも可動域が狭いな〜と思うときは、背中の硬さをとって関節が動きやすい環境を作ってください。「あ、実はこんなに柔らかいんだ」と気づくはずです^^

バレエ 整体 背中