外反母趾でルルベすると痛いという人を治療しているとこんなケースに出会うことがあります。
「外反母趾がひどくて、ルルベで親指と小指が痛い…」
親指はわかるけどなぜ小指?と思った人もいるかもしれません。外反小趾っていうのもあるんですよ。足の甲の外側がボコッとでてる人もいます。
外反母趾も外反小趾もつま先立ちしたときに痛みを引き起こすことがあります。これは足のある構造に影響するからです。
横アーチの低下→足先の痛み
足にはアーチという構造があります。これで土踏まずがつぶれて体重負荷が強くなるのを防いでくれてるんですね。
外反母趾や外反小趾があって足が横に広がると、横を支えるアーチ(横アーチ)がつぶれてきます。すると、つま先立ちをする時に骨に当たる感じがあって痛くなります。痛みを減らすにはこの横アーチの張りを戻さないといけないんですが、足裏を鍛えることでアーチの張りが戻って痛みが減ってきます。
足裏を鍛える方法で定番なのはこれです。
対策:タオルギャザーを足裏だけでやる
タオルギャザーってやったことありますか?
タオルを床に引いて足の指でタオルをつかむ運動です。これを指ではなく足裏を使ってやります。この時、指は伸ばしてやってください。
イメージがわかなければ、まず手のひらでタオルをつかんでみてください。指を伸ばさないとできませんよね?指を曲げながらやると手のひらがつっちゃうと思います。
同じことが足裏でもいえます。「足の指を伸ばして!」というアドバイスは、足裏を使うためには指を伸ばさないとできないよという事なんですね。ちなみに、足裏を使うときに指を曲げるとつります^^;
最初は全然つかめないと思います。でも、早いうちに足裏使う感覚に慣れておくと後で役立ちます。というのも、外反母趾は年齢が上がると進行しやすく、横アーチが鍛えづらくなるからです。
しっかりと足裏使ってルルベができれば、バレエのレッスンが外反母趾の予防にもなります。
足裏を使えるようになると痛くないです
外反母趾で指が痛い人こそ、足裏が使えるようになることが大事です。足裏が使えると、親指や小指の痛みが減るだけじゃなく、床を押すのもやりやすくなります。踊り全般のプラスになるので、チャンスと思って足裏を使えるようにチャレンジしてみてください^ ^