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ルルベの途中で土踏まずが痛い原因

バレエ 土踏まず 痛い

こんにちは。島田です。

先日、とあるダンサーさんを治療したときの話。

「ルルベで立ちきれば痛くないけど、途中が痛い。」とのこと。
痛いのは土踏まず(の後ろ)。土踏まずの後ろの骨は出っ張っていました。

これは、よくあるケースの1つです。もしかしたらあなたも経験あるかもしれませんね。
そこで、今回は『ルルベの途中で土踏まずが痛いときの原因と対策』を紹介します。
 

なぜ土踏まずが痛くなるの?

 
原因は、大きく3つあります。

原因1:外側体重
バレエ 外側体重 土踏まず
↑こんな感じになります。

ルルベアップしたときに、外側にかかる体重を無理に内側に乗せようとする。
体重が土踏まずの後ろの骨(舟状骨・しゅうじょうこつ)にかかる。
負担が大きくなりすぎて、痛みが出る。人によっては骨が出っ張ってきたり。

これが癖になってくると、次の問題がでてきます。
 
 
原因2:親指のねじれ

 
外側にかかった体重を無理やり内側にもってくる途中で親指をねじります。
この癖があると、だんだん親指が内側にねじれて外反母趾みたいになります。親指のねじれで引っ張るので土踏まずの骨がさらに出っ張ってきて、土踏まずがピンと張った感じになります。

ちなみに、外反母趾でも似た感じになるケースがあります。
この2つの原因には元凶があります。それが次の原因です。
 
 
原因3:引き上げ不足

 
足の付け根から床を押せてないのも土踏まずを痛める原因です。足だけで立つと、ルルベアップするときにどうしても土踏まずをギュッて使いますから^^;今回みたいに

引き上げができてないと

体重が外側に逃げるので外側体重(原因1)になって

内側に入れる癖を続けていると親指がねじれて(原因2)になって

土踏まずがピンと張る。足で立つときに普段体重をかけない部分に重みがかかる

負担が大きくなって土踏まずが痛い

という流れになります。
 

対策は?

 
これらの原因のうち、自分でアプローチできるのは『外側体重を直す』のと『引き上げ』です。足裏を鍛えるのも重要ですが、優先順位的には体幹が先です。

引き上げの感覚を身につける方法は以前こちらで紹介しました。

外側体重は引き上げをするだけでかなり減らせます(体重内側に入るからね)。これらを改善した後に足裏を鍛えると効果はさらに上がります。

なので、土踏まずの痛みは『引き上げ』→『足裏鍛える』の順で対策をすることでかなり減らせます。
あなたが、もしルルベで土踏まず痛いな〜と思うことがあるなら、足より先に引き上げから修正してみてください。
 
 
PS.
親指のねじれによる影響は整体などでアプローチできます。実際このケースでも、土踏まずの骨(舟状骨・しゅうじょうこつ)の出っ張りは親指のねじれを整えてあげたら引っ込みましたし。