踊りで疲れてくると肩が上がる、なんてことありませんか?アラベスクで左右の高さに違いがあったり、ターンアウトで内側に力が入らないこともあるんだったら、その肩が上がる原因は腰にあるかも…
バレエで肩が上がる原因の1つは腰にもあります。
特に呼吸が浅い方に多いです。
なぜでしょうか?
それは腰が弱いと呼吸が浅くなって肩甲骨まわりに余計な負担がかかるからです。
なぜ、腰が弱いと呼吸が浅くなるのか?
それは、深呼吸するときに腰が関係しているからです。
1度深呼吸して「こんな感じ」っていうのを確認してから、もう1度、腰に手を当てて深呼吸してみてください。
…さっきよりやりやすくありませんか?
東洋医学では腰(腎)は「納気(のうき)」といって気を中まで吸い込む働きがあります。
深呼吸(特に吸うとき)するときに腰が弱ってると深く吸えません。結果、呼吸が浅くなります。
すると、呼吸を補助するために肩甲骨や首回りの筋肉を使ってしまいます。この部分に余計な負担がかかって肩甲骨が上がってしまうんですね。
この場合は、肩より腰にアプローチした方が効きます。
腰に対して自分でできる対処方法は?
当院ではダンサーさんにセルフケアで対処する方法も教えています。
腰のコリをセルフでとるときの3ステップ
1.横向きになります。
2.骨盤と肋骨の間(ウェストのあたり)に指をあてます。
3.おそらく痛い所があるはずなのでその部分を押さえながら深呼吸3回します。
片側やってから肩がどのくらい下がるか確認してみてください。5番がわかりやすいです(うまくいってれば手の位置が露骨に変わります)
肩が上がりやすい原因の1つは腰にあります。踊りの練習で疲れてくると肩があがりやすいダンサーさんには特にお勧めですので1度お試しあれ^^