こんにちは。島田です。
先日、とある教室の紹介で治療したジュニアの子。
「ポアントでルルベすると親指が痛くて…」
「外反母趾かも…」
ということでした。
お母さんやおばあさんに外反母趾があるか聞いたところ、『違う』とのこと。
そこで、ある部分を調整したら、ルルベしたときの親指の痛みがグッと減りました。
それは…
肩甲骨の位置を調整
バレエで親指が痛いというと、外反母趾かな〜と思ったりしますよね。
実はそうでもないケースが多いんです。
外反母趾は、母方の足に遺伝傾向があり、加齢が悪化要因。
お母さんやおばあさんが外反母趾じゃない場合は、なりにくいです。
ハイヒールなどの先のとがった靴を履くのも影響がありますが、農家の長靴履いてるご年配の方がもっとひどい外反母趾だったりします。
ジュニアで、しかもポアントにしてまだ日が浅い場合、それで外反母趾になることは少ないです。
じゃ、なんで親指が痛いのか?
親指が痛くなる原因で多いのは、外側体重からのロールイン(過剰回内)です。
外側に体重が乗った状態でルルベアップをすると…
外に体重がかかる(鎌足になる)
↓
内側によせる(親指に体重をかける、ロールイン)
↓
親指の負担が強くなる
アーチが低下して足が横に広がる(外反母趾)
この外側体重になる原因の1つが、肩甲骨が外にズレてることです。
骨がズレるというより、筋肉に引っ張られてズレてる感じですが。
肩甲骨って、肩こりとか肩が上がるときによく聞くイメージですよね。
ほぼ三角形の骨なんですが、下側の部分の位置が足の重心と関係します。
ここが外に開いてると外重心になります。
つまり、小指側に体重が乗りやすくなります。
彼女の場合もそうでした。
肩甲骨が外側にズレたせいで、
・足がうまくすぼめられない(甲が伸びにくい)
・体重が外にかかる
・ターンアウトでも内側を使いづらい
というハンデがある状態でポアントで踊ってたんですね。
そりゃあね。痛くなりますよ^^;立ちづらいし…
親指痛いなら肩甲骨の位置を見直してみては
あなたの肩甲骨は大丈夫ですか?
ハンデがある状態で立って、外側体重を無理やり親指に乗せてませんか?
もしそうなら、親指より先に肩甲骨の位置を直した方が早く痛み取れますよ。