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体幹強化に【足指が大事】である意外な理由|東洋医学的な見方

こんにちは。島田です。

今回は『体幹の強化と足指の意外な関係』についてお話します。

体幹が大事な理由と弱いときのデメリット

バレエに限らず「体幹が大事」って言われることがありますよね。

その理由は、体幹が強ければ、姿勢がよくなるだけでなく、可動域が上がったり、疲れにくくなったり、バランスがアップしたりと、『メリットが多い』からです。

バレエなどの踊りでいえば、キレのある動きも強い体幹があればこそできます。

逆に、体幹が弱いと、姿勢が悪くて猫背や反り腰になったり、体が硬くて、前屈ストレッチしづらかったり、疲れやすかったり、バランスが悪かったり…
と色々困ったことになりやすいです。

でもそれはわかっていて、体幹トレーニングもやってるんだけど、思うように強くならないって人もいるかもしれません。
実は、この体幹が弱い…というか、うまく強くならない意外な原因があるんですね。

体幹が弱い意外な原因

それが足指の弱さです。

「足指が弱いってどういうこと?」って思うかもしれません。

例えば、浮き指や扁平足だったり、足がつりやすかったり、バレエであればつま先を伸ばそうとすると指が曲がっちゃうケースですね。

これが体幹とどう関係するのか?

東洋医学でみると、それぞれ足の指は体幹まで連動しています。

例えば、親指なら体の内側、足の人差し指・中指にあたる2趾・3趾なら体の前側、足の薬指にあたる4趾なら体のサイド(横)、そして小指なら体の後ろ側と、それぞれつながります。

なので、足の指が曲がってしまったり、足裏の筋力が弱くて床をつかむ力が弱いと、結果として、つながっている部分(体幹)も使いづらくなるんですね。

「つまり、どんな状態になるの?」って思うかもしれません。
具体的な場所やシーンが見えると、イメージしやすいと思うので、順番にお話します。

母趾が弱ければ内転筋が使いづらい

例えば、外反母趾などで足の親指が弱いと、そこからつながって動く内転筋や横腹筋(と呼ばれる腹斜筋)が使いづらかったり、足の付け根に負担がかかりやすくなります。

ハンマートーのようになると腹筋が弱い

また、2・3・4趾が曲がって靴に当たるようなケースもあると思うんですが、この場合は腹筋が弱かったり、太ももが太くなりやすかったり、つま先伸ばすときにすねが固くて甲が伸びにくかったり、お尻や外ももが固くなりやすいです。

小指が弱ければハムストリングスも弱い

他にも、内反小趾などで小指が使いづらければ、繋がって動くハムストリングスや背筋が弱くなったりもします。

そして、浮き指などがあると、前屈などのストレッチをしたときに、体を支えるところが弱いので、外側の筋肉が固まって体も硬くなるというようなデメリットもあるんですね。

足指を体幹の強化に活かすには?

ここまで聞いて、
「足指が体幹と関係しそうなのはなんとなくわかったけど、じゃ、どうすればいいの?」って思うかもしれません。
体幹を鍛えるためのトレーニングは、色々なのがありますよね。

なので…、その効果を上げる『ちょっとしたコツ』として例えば、体幹トレーニングをする…前に足裏のトレーニングを先にやって、連動しやすくするのがおすすめです。

タオルを足裏でつかむタオルギャザーでもいいですし、ゴムチューブを使って足指を鍛えるのもいいと思います。

もし手元に道具がないとか、ゴムチューブだとうまく力が入らないという方は、別の動画でお伝えした『壁ピタ足裏トレーニング』など『ながらでもできるタイプの運動』を活用していただくのもアリかなと思います。

先に足指を強化することで、コンビネーションで体幹鍛える効果も上げることができるはずです。

まとめ

まとめると…

体幹が弱い…というか、うまく強くならない意外な原因として足指の弱さが関係しているよという話をしました。
足の指は、それぞれ体の内側、前、横、後ろとつながって動きます。

なので、足指を先に強化することで、体幹トレーニングの効果も上げることができます。

ちょっとした違いですが、なかなか体幹が強くならないと思った方は少しずつ試してみてください。

今回は東洋医学的な見方から、体のつながりをみましたが、このような体のつながりを活かした使い方が、バレエのレッスンにはたくさんあるんですよね。それをパーツに分けて応用することで体も整えることができます。