こんにちは。島田です。
バレエを踊っている方に限らず、腰痛になることは多い思います。あなたも1度は経験したことがあるかもしれませんね。
一言で腰痛といっても、いろいろあります。
例えば、
・朝起きたときに腰が痛い
・イスから立ち上がるときに腰が痛い
・座っていて腰が痛い
などなど、状況によってパターンは違います。
あなたもどれかしら経験があるかもしれませんね。
これらには腰痛以外にも共通するクセがあります。それは…
目次
腰痛になる意外な原因とその対策
腰痛になりやすい人に共通するクセ、それは、
(体幹を動かさずに)顔や首を先に動かすクセです。
どういうことか、例があった方がわかりやすいので、起きるときに腰が痛いケースで見てみると…
起きるときに腰が痛い時のメカニズム
首が先に動くと、こんな感じの流れになります。
①首の力で体を持ち上げる感じになる
↓
②首が動くので背中は固まって動かない
↓
③この状態だと足で踏ん張れないので足は浮いちゃう
↓
負担が腰に集中
↓
腰痛
腰痛になる人とならない人はどこに違いがでるのか?
いわゆる腰痛になりやすい人だったり、首が先に動くクセのある人は腹筋や背筋などの体幹が弱いことが多いです。
そのせいで、体幹を使えずに首が動いてしまうんですね。
腰痛になりにくい人は体幹が使えているということなんですが、別に筋トレをガンガンやってるから体幹が強いというわけではありません。
日常のある動きに差があります。それは…
寝返り
腰痛になりやすい人と、腰痛になりにくい人では、寝返りで体を動かす順番に違いがあります。
腰や首を痛くする寝返りと
腰に負担をかけない寝返り
寝返りという動き自体は同じでも、動かす順番が…
(1)首を動かしてから体幹をひねる
(2)体幹をひねってから首が動く
だと、首や腰にかかる負担が全然違うんです。
このタイプの腰痛では、ストレッチなどでゆるめたり、ほぐしたりすることで楽になることはあっても、首から先に動くことで腰に負担をかけるクセが残ってると、すぐに戻ってしまいます。あなたも経験あるかもしれませんね^^;
「じゃ、この顔や首から先に動いてなる腰痛を防ぐにはどうすればいいの?」って思いますよね。方法はあります。
このタイプの腰痛を防ぐ方法・対策
首から体幹を動かすクセを改善して、腰の負担を減らしてあげるアプローチです。
体幹をひねるスイッチとして、反対側のお腹から寝返りをするのが効果的。
こうすると、ひねるときに体幹の筋肉を自然と使えるので、自然な動きで首まで回せます。
でも、「そもそも、反対側のお腹を意識して寝返りするのが難しい」って意見もあるかもしれません^^;
そこで…
もっと簡単にできる腰痛の治し方
今のメカニズム(体幹→首)をもっと簡単にやる方法が、カエル足から寝返りをすることです。
カエル足した状態からヒザを折りたたむときに、体幹のひねりが勝手に使えるので、体幹を使った寝返りをスムーズに行いやすくなります。
バレエでは、ピルエットという回転で、『顔を残す』という使い方をします。
このカエル足→寝返りは、その応用です。
さらに腰痛改善の効果を上げるには
そこからさらに効果を上げるなら、
①カエル足で
②肘を伸ばしたまま腕を後ろに大きく3回くらい回してから
③寝返りをする
というふうにすると、肩と股関節の連動+背中を使う動きもプラスされるのでもっと効果が上がりますよ^^
※注意点※
腕を回す時は、肘は伸ばしたまま、1回5秒くらいかけて回すと背中の筋肉を使いやすいです。床などで腕を大きく回せないときは、体の前で3回、体の横で3回、上で3回という感じで分けるといいです。
まとめ
さて、いかがだったでしょうか?
今回は腰痛になる意外な原因として、
【(体幹が動かずに)顔や首が先に動いてしまうクセ】による影響をお話しました。
対策は、寝返りで体幹を回してから首を動かすこと。
そのタイプの腰痛の治し方として、
ステップ1:カエル足→寝返り
ステップ2:カエル足→腕を回す→寝返り
をお伝えしました。
この寝返りは寝る前に行うと、体がインプットしてくれるので寝てる間の寝返りがいい感じになっていますよ^^ぜひやってみてください