こんにちは。島田です。
今回は、「肩の硬い人でも背中で手を合わせる(合掌ができる)、肩甲骨周りの筋膜リリース」をについてお話します。
まぁ、もともと体が柔らかい人だったら「何を今さら」かもしれませんが、肩が硬いとけっこうこの体勢とるのきつかったりするんですよ。
肩が硬いと…
肩が硬いって、たとえば、肩甲骨周りがガチガチのせいで、なんかこの辺が塊でうごいてる感じがするとか、ストレッチで両手でタオルをもって背中まで持っていけないとか、バレエだったら「肩が上がってるって言われるけど直しづらい」とかあると思います。
それでストレッチをしていたり、ほぐしたりしているんだけど「なんかすぐ戻るな」って思うことありませんか?
やっぱり普段からデスクワークしていたり、座ってる時間が長かったり、あるいは疲れが取りきれなかったりで、体幹から固くなっていたりすると、肩の周りだけほぐしても難しかったりするんですね。
実際私も、自宅で過ごす時間が長かった時期は、どんどん肩甲骨周りが固まってきてガチガチでした。
肩甲骨の柔軟性を上げるやり方
そこで、今回は、そんな肩が硬い人の一人である私でも、背中で手を合わせられるくらい肩甲骨周りの可動域をアップさせるやり方をご紹介します。
さらに、肩こりがひどいとか、肩甲骨がこる、腰までダル痛いという場合の別バージョンについても、この動画のタイトル下の概要欄にリンクを載せてありますので、肩甲骨周りから腰までまとめてリリースしたいという方は、タイトル下の概要欄からみてみてください。
どれも、すぐにできる簡単な方法です。
実際これからお伝えするやつも、たった1分しかかからないので、スキマ時間に肩甲骨周りをゆるめるときにお使いください。
では、具体的なやり方をお話していきます。
この方法では、肩甲骨につく腕の筋膜や、体幹の筋膜にあわせて、肩甲骨のストレッチと体幹の動きを組み合わせることで、肩甲骨とつながる筋膜をまとめてリリースしていきます。
まず、手を後ろから骨盤に引っかけます。
指や手の甲で骨盤を内側に押さえる感じですね。
このとき手が届きにくいという方は、一度腕をねじってからやるといいです。
二の腕を内側に回してから、小指から巻き込むように外回しすることで、手が骨盤に届きやすくなります。
次に、もう片方の手で骨盤とは反対側の脇を押さえます。
脇と骨盤をはさむようにして、内側に押さえる感じですね。
そして、骨盤を押さえた側の足を見ます。
ここまでが準備段階ですね。
そこから、膝を曲げます。
足首を反ってからかかとをお尻に近づけるイメージで膝を曲げます。
さらに、息をフーッと吐きながら上半身と膝を近づけます。
顔、そしてステップ2で押さえた脇を、膝に近づけるイメージです。
顔と膝を近づけたら足を下ろします。
これを5回繰り返します。
こうすることで、肩甲骨からつながる筋膜をまとめてリリースできて、肩甲骨の動きがよくなるんですね。
肩こりや腰痛までまとめてリリースする方法もあります
さていかがだったでしょうか?
ちょっと奇妙な動きに見えますが、あの動きで背中に手が合わせられるくらい硬さがとれます。
1分くらいしかかかりませんし、1日3セット3日間連続でやっていただければ、肩の硬い人でもかなり動きがよくなるはずです。ぜひ試してみてください。
ちなみに、前肩のリリースについてはバレエ筋肉ハンドブックのp116〜121に載せてありますので、本をお持ちの方はそちらもご参照ください。
今回ご紹介したのは、肩甲骨周りの可動域をアップさせるリリース法でした。じゃぁ、肩こりや背中のコリに対するリリースもあるのって思いますよね?実はあるんです。
さらにメンバー限定動画『ノーカット版肩甲骨リリース』では痛みや肩こり重視の筋膜リリース整体についてはで解説していますし、
プレミアム版『肩甲骨リリース・メカニズム編』では、このセルフ整体のメイキングやメカニズム(なぜこのポーズにするのかとか、どこを狙っているのかとかですね)についても解説しています。
ぜひお好きなほうをチェックして続きをご覧ください。
ではまた次回お会いしましょう。