【よくある5つのバレエの悩み】3つのステップで親指とつながる部分をまとめて整える

肩の痛みのセルフケアに使うスネのツボ|五十肩の鍼治療穴|体が思い通りに動くバレエ整体(かんき出版)の補足

こんにちは。島田です。

今回は、拙著『体が思い通りに動くバレエ整体(かんき出版)』の補足で、「肩が痛くて腕を上げられないとか、肩が回せないという人向けに使うツボとそのセルフケアでの活かし方」について解説します。

これは五十肩の鍼治療で使うツボの組み合わせです。場所が肩から遠く離れたスネにあるので、ここを使うと肩の動きを見ながらツボが効いてるのかどうかを確認できるメリットがあります。

ただ、あとで紹介しますけど、ツボの使い方がなかなかエグいんですね^^;

なので、「これを自分でも使えるようにするにはどうしたらいいか」セルフケアとして活かす方法も含めてをお話します。

そもそも…コレ、普通の肩こりとかだったら、わざわざ脛のツボじゃなくてもいいと思うんですよね。凝っているところとか、普段の使いグセで疲れが溜まりやすいポイントをほぐしてあげるだけでも十分ラクになることもあります。

ただ、肩が動かせないくらい痛いと言う方の場合は、近くを触るだけでも痛かったりするし、ポイントを押したくても手が届かないという方もいるんですね。

なので、肩に直接触れないところからもアプローチができれば、スネにあるツボの組み合わせであれば、腕が上に上がらない人でも自分でできるし、治療する人も治療ポイントの幅が広がっていいかなと。

五十肩系の肩の痛みで使うツボはこの組み合わせ

じゃぁ、そのアプローチで使うツボはなんなのか?
それが、『条口ー承山の透刺』です。

なんか、ちょっとなにかの技の名前みたいですよね?
条口と承山は、それぞれツボの名前になります。透刺というのは、一言でいうと『ツボの串刺し』みたいなものですね。
スタートからゴールのツボまで鍼を通すやり方です。

では、それぞれのツボの位置について解説します。

条口と承山のツボの位置

まず条口と言うツボは、すねの前にあります。膝のお皿の下と、足首の真ん中をつなぐライン上で、脛の真ん中あたりですね。

そして承山と言うツボは、ふくらはぎの真ん中あたりにあります。
ここは、ふくらはぎの筋肉がアキレス腱に切り替わり始めるポイントです。

五十肩系の肩の痛みに使うときの鍼のやり方

片一方は脛で、もう片方はふくらはぎと、どっちもだいぶ肩から離れてますよね?
これらのツボを肩の痛みの治療でどんなふうに使うのかと言うと…

脛の前にある条口、ここからふくらはぎの真ん中あたりにある承山、ここまで針を通過させます。
これが条口ー承山の透刺です。

つまり、脛の前から鍼を刺して、ふくらはぎの方まで届かせるというやり方なんですね。

コレ、私も初めて見せてもらった時は、なかなか衝撃的でした。
「マジか!?」と思いました。

スネのツボからふくらはぎのツボまで串刺しですしね。

でも、もっと衝撃的だったのは、肩が痛くて腕があげられなかった人が、この鍼をしたことによってバンザイができるようになったと言う事なんですね。

もちろん、これ一発で肩の炎症が無くなるとか、固まった組織が動くわけではないと思いますが、脛からふくらはぎまで鍼を刺していくっていうのも、その結果、肩の動きが良くなると言うことも、どっちも衝撃でした。

肩が痛くて力が入らないとか、腕を上げられない人の肩が軽くなって動きもよくなるので、五十肩系の痛みに使うツボとして重宝しています。

これをセルフケアに活かすための方法

ただとは言え…

『肩が痛くて動かせないときでも無理なくアプローチできる方法』というメリットはあるんですが…、
まぁそうは言っても、『脛からふくらはぎのツボを串刺しする感じ』って怖くないですか?

いくら「効くよ」って言われても、肩の痛みの治療で、いきなりこの脛のツボにぶすっと刺されるって、なかなか怖いと思うんですね。

五十肩みたいに固まって痛いケースの場合、腫れが引いてるときに動かしていって可動域を増やした方が治りが早いので、肩の動きをチェックしながら使えるこのツボは、うってつけではあるんですけど…、鍼が怖い人にやるにはちょっと手が出しにくいなという印象がありました。

なので、もうちょっとカジュアルに、自分でもちょこちょこできる方法に、代えられないかなって思ったんですね。

自分でも、コレに似たアプローチができれば、鍼をしてない時でも自分で治療できるわけだし、効率いいよねって。

アプローチしたいポイント

そこで、このツボの組み合わせが、どの辺を狙っているのか、そこからアプローチに使えるポイントを絞っていきました。

で、改めて、このツボの組み合わせで、鍼がどこを通るのかみてみると、スネの前側からふくらはぎまでいくまでの間で、ある組織を通過するんですね。

それが、膝下にある2つの骨をつなぐ膜です。前後を分けるような位置にあります。

ココにアプローチできれば、自分でもこのツボの組み合わせで使っているような肩の痛みにアプローチできるなと。
ただ、ここは相当深いところにあるので、手で触ることができません。

バレエの動きにある仕組みを応用する

そこで、バレエの動きを応用してアプローチすることにしました。

バレエでは、足首を反ったり、つま先を伸ばしたりするときに、この膜のテンションを変えて体を支えやすくしています。

たとえば、足首を反る時に「かかとを押し出すように」というアドバイスがありますが、これは、足首の根元の関節をコントロールして動かすことで、『かかとが押し出されて見える』んですね。

そのとき、ふくらはぎの奥にある筋肉が、この膜をちょっと引っ張ってテンションを変えています。
バレエでは、その仕組みを使って、つま先立ちをしやすくしたり、深くしゃがむときに、体に負担をかけないようにしています。

それを肩の痛みのセルフケアで使えるように活かしたのを、今回の新刊『体が思い通りに動くバレエ整体』では紹介しています。

椅子に座った状態で、ツボを押さえながら、足首を回すことで肩を軽くしたり、肩の動きをよくする方法を紹介しています。

「なんで、足首を回すことで肩に効くの?」って思う方もいるかもしれませんが、今回お話した通り、元ネタは、五十肩の鍼治療で使うツボの組み合わせです。『これをセルフでやるにはどうしたらいいか』ということをつきつめた結果、ツボを押さえて足首を回すやり方になったというわけですね。

詳しいコツは、本編で紹介していますので、ぜひ試してみてください。

まとめ

さて、今回は、『肩が痛くて腕を上げられないとか、肩が回せないという人向けに使うツボ』ということで、五十肩の鍼治療で使うツボの組み合わせと、それをセルフでやるためにどうするのかについてお話してきましたが、いかがだったでしょうか?

ツボと使い方についてはこの記事でもお話しましたので、ぜひ試してみてください。
詳しいコツについては、本編についてる動画で解説してます。本編では、他にも、日常のセルフケアから応用編まで幅広く使えるやり方を紹介しています。

12/20から先行予約がスタート(1/21発売)しましたので、興味を持ってくれた方は、ぜひチェックしてください。

では、ここまで読んでいただきありがとうございました!

また次回お会いしましょう。

《参考図書》
賀普仁(著)名越礼子(訳)、「針灸三通法」、2009

笠野 由布子、『足関節背屈運動が下腿骨間膜距離に及ぼす影響について~超音波を用いての検討~』、整形外科リハビリテーション学会学会誌、2011