こんにちは。島田です。
今回は『背骨に近いところ〜お尻にかけて怒るタイプの腰痛の意外な原因とそのツボ』についてお話します。
腰の骨に近いところ〜お尻の奥が痛い腰痛のタイプ
以前お会いした方から、「腰のストレッチしてるんだけど、どうしてもとれないところがある」というご相談がありました。
診せてもらうと、こんな感じに『背骨に近いところが凝ってだる痛い感じがあったり、お尻の下や奥の方にもだるさや痛みがある』とのこと。
「似たような経験あるよ」って人もいるかもしれません。
もちろん腰を整えることもしたんですが、プラスである部分をゆるめたんですね。
そうしたら、お尻と腰の中心が1段階ラクになりました^^
今回のタイプの腰痛の意外な原因
実は、このケースで腰痛が残りやすい原因は、意外なところにありました。
そのせいで、腰がほぐれても日常生活しているうちに、お尻〜腰が固まってきてたんですね。
その原因は…土踏まずのコリ(とアーチの低下)です。
土踏まずのコリ→腰痛やお尻の痛みに
「土踏まずと腰痛ってなんか関係あるの?」って思うかもしれません。
いくつかあるんですが、かいつまんでお話しすると…、
ココを放っておくと、立ってるときは外側体重になって、歩いてるときは親指を押し込むように体重をかける感じになります。
それが続くと、お尻にある中殿筋(ちゅうでんきん)という筋肉が凝って弱ってくるので、太ももの上の方は外側に膝は内側にいきやすい感じになって骨盤周りの筋肉に負担がかかり続けて…結果お尻や腰にも痛みが波及してくるんですね。
このタイプの腰痛に使えるツボ
今回はこの土踏まずのこりをほぐすことで、この連鎖をたちきることで腰をラクにしました。
今回問題あった場所は、ちょうどツボがある場所でもあったんですね。
そのツボが…
然谷(ねんこく)という土踏まずにあるツボです。ツボの位置は舟状骨粗面の下…というちょっとわかりづらい表現なんですが、セルフで探すときは足首を反るときに足首の内側・前に腱がでるのでそこを骨までたどって、2cmくらい後ろにズラすとツボにあたります。
このタイプの腰痛をもってるひとは、だいたいココが「痛いか、痛気持ちい感じ」があります。
このツボがあるルートは、東洋医学でみると体の深層(ふかいところにある)筋肉につながります。
なので、このポイントをほぐしたり整えたりすることで、今回のタイプの腰痛にアプローチできるんです。
ツボの整え方
では、具体的なツボの整え方ほぐし方について解説します。
椅子に座って足を組みながらやるとツボを押さえやすいです。
①まず、ツボを押さえて2秒待ちます。
②そして、そのまま軽く前後に揺らします。揺らす時間30秒、揺らし終わったらそのまま30秒待つようにします。
私の場合は、鍼かお灸をします。最近は貼るタイプのお灸もあるので、やけどと煙に気をつけて使ってもらうと効果的です。
足裏アーチの復活法もプラスするとベター
さらに、足のアーチを復活させる方法もやっておくのがベターです。
これは新刊『バレエ筋肉ハンドブック』でも紹介しましたが、足裏の皮膚をさすることで、筋肉に刺激をいれてアーチを復活させるやり方です。
①小指の付け根➡︎親指のつけね➡︎土踏まずと7の字を描くようにさすります
②次は小指の付け根からかかとに向けてさすって
③最後は親指の付け根からかかとに向けてさすります。
軽くさするのと、触れてから2秒経ってからさするのがポイントです。
まとめ
・腰やお尻の奥にあってなかなか取れない腰痛の原因になるポイントの1つは土踏まずのコリ
・ツボ(然谷)をほぐしつつ、足のアーチを復活させることで、腰の負担を軽くできます
どちらも簡単ですのでぜひ試してみてください。
またアーチを復活させるお話は、バレエ筋肉ハンドブックのP67に載ってますので、本が届いた方はそちらもご覧ください。本には、このほかにもたくさんのチューニング法が載ってます。
では、また次回お会いしましょう。