こんにちは。島田です。
あなたはバレエを踊っていてこんなことありませんか?
「ターンアウトが開かない…」
「軸足がグラグラして立ちにくい…」
「もっと5番に深く入れれば…」
そして…
「足で精一杯。手はテキトーになっちゃう」
ってこともあるかもしれませんね。
ターンアウトは股関節の問題で、軸足は足の問題だと思いますよね?残念!違います。実は、バレエのアームスの使い方次第でこれらの問題をかなり減らせるんです。
今回は、バレエのアームスが足の動きをいかに助けるか紹介します。
バレエのアームスと足の関係
簡単にまとめるとこんな感じです。
アンバー:床を押しやすくする(甲出ししやすくする)
アラスゴンド:開きやすくする
アンオー:伸びやすくする
アンナバン:固定
「え?手の位置でこんなに影響するの?!」と思ったあなた。手をきちんとアンドゥオールして肩を下げた状態(手のアンドゥオールについてはこちらに書きました)からアームスを行えば、ターンアウトや軸足がずいぶん使いやすくなるんです。
実例をみてみましょう。
5番ポジションの手の位置は?
5番ポジションしたときの手の位置を思い出してください。
多くの人がアンバーにするんじゃないでしょうか?手をアラスゴンドにして5番にするイメージってあまりないですよね?
これには理由があります。
構造上、アンバーにした方が5番ポジションに入るターンアウトがしやすいんです。
試しに、アラスゴンドにして5番ポジションとってみてください。ちゃんとできてると、ちょっと感じ違うのがわかるはずです。
左軸足で立つとき、左手はどの位置ですか?
ピルエットなど片足に乗るとき、手の位値はアンバーが多いと思います。
これは、アンバーにした方が、床を押しやすい(甲出ししやすい)からです。
そして動足の方は手を横に開いてますよね。それは手をアラスゴンドにした方がパッセに開きやすいから。
バレエの振り付けはムダがありません。手の位置は飾りじゃないんですね。そのポーズをしやすくするために、構造上その位置に手を持ってきた方が良いんです。
いろいろな振り付けのアームスを見直してみて
ピルエットではどの順番かな?
アラベスクではどうかな?
プリエは?
ジュッテは?
ジャンプは?
…などなど、いろいろな振り付けのアームスがどうなっていたか振り返ってみてください。
構造上それぞれのポーズをしやすくするために、アームスがあります。そこに気づいてアームスの使い方を変えるだけで形や可動域はグンと増えますよ^^