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バレエで首が前にいく時の直し方

バレエ 首が前にいく

こんにちは。島田です。

あなたはバレエを踊っているとき、先生から

「首が前に出てるよ」

って言われたことありませんか?

そして、一生懸命に首を直そうとして、後ろに反ってバランスとりづらくなったことありませんか(笑)?

これは、よくある間違えの1つです。

今回はバレエで首が前にいくときの直し方をお話します。
 

首が前に行く原因は首じゃない

 
首が前に行ってるって言われると、背中を反って直そうとしますよね。
そうすると困ったことに、頭が後ろにきちゃって反り腰になっちゃいません?重心後ろにズレますよね?

これは直し方が違うからです。

首が前にきちゃうときに直すのは首じゃありません。腕の位置です。
 

首が前に行く原因は腕が内向きにねじれてるから

 
腕が内旋していると、首から背中の上側まで前に曲げやすくなって後ろに反りづらくなります。
腕が外旋していると、首から背中の上まで後ろに反りやすくなって前に行きづらくなります。

編み物やデスクワークをずっとやってると、自然と首が前にいって猫背になってますよね?
デスクワークをするとき、腕は全体に内旋するので、腕が内向きにねじれた状態になっていることが原因です。

ということで、首が前にいくときの対策は腕の内向きにねじれてるのを直すこと。つまり、手のアンドゥオールです。
 

アンドゥオールのある無しで首前の行きやすさをチェック

 
座りながらでもできますけど、仰向けの方がわかりやすいかも。

デスクワークの手の位置でおへそを覗き込んでみてください。やりやすいですよね。首が前に行きやすいはずです。

では、今度は腕をアンドゥオールしておへそを覗き込んでください。首は軽いけど下には向きづらいですよね(笑)。こうすると首が前に行きづらくなります。

※手のアンドゥオールのポイントについてはこちらに書きました
 

手のアンドゥオールしながらデスクワーク

 
でも、普段の生活でデスクワークするから首が前にいっちゃうというあなた。デスクワークしながらでも対策できますよ。

手のアンドゥオールをすると、肩が下がって肩甲骨が自然と寄ります(寄せるのはダメですが寄るのはOKです)。脇も絞られて、背中にグッと入りこむ感じがあるので、この感じを残したまま手のひらをニュートラルに戻してください。背中の感覚が残ったままならOKです。

この状態でデスクワークすると、首は前にいきません。

プラス、肩下げるコツでも紹介した通り、この状態はターンアウトや甲出しもしやすくなっています。

つまり、これを実践すると…

普段のデスクワークがバレエの練習になってしまう

ということになります。

慣れるまでは違和感あるかもしれません。でも、肩コリも減るし、首が前に行くのも防げるし、ターンアウトまでやりやすくなる…面倒くささとメリット、あなたはどちらをとりますか?