こんにちは。島田です。
先日治療したダンサーさんの話。
「アラスゴンドで足を上げると足の付け根が痛い」とのこと。
実際、右と左で上げる足には差がありました。
左足は上がるのに、右足を上げようとすると、体がグネって上げられない感じ。足も右のが重そうでした。
そこで、ある動作をしてもらって、もう一度やってもらうと…1回前よりも上げやすくなったんですね。
何をしたか?
答えはシンプルです。
それは…
右手をアラスゴンドにしてプリエ
プリエは戻るとき息を吐きながら内ももをしめるようにやるのがポイントです。
これをやることによって、右足が安定して上げやすくなり、左足の軸は安定します。
そのおかげで痛みが減るんですね。
これはバレエで足を整える順番に従ったもの。
足の付け根を治すには次のように順番があります↓
足の付け根を治す3ステップ
①体幹を整える
②軸足を整える
③動足を整える
足の付け根が痛い理由は、大きくこの3つに分かれます。
痛いのは上げる足(動足)ですが、治す優先順位は最後です。
①体幹を整える
体幹が崩れたままだと…
体幹がまっすぐになっていない(出っ尻、タックイン)と、立っていて膝がねじれやすいです。
足を上げるときにもお尻を下げないと上がりません。
そこを無理に上げようとすることで足の付け根に負担がかかります。→痛い(~_~;
②軸足を整える
軸足がしっかり床を踏めてない状態だと、足は外に広がって上がりません。
それを無理やり動足が頑張って上げようとすることで、内転筋と骨盤の奥の筋肉(腸骨筋・ちょうこつきん)に負担がかかります。→痛い(~_~;
③動足を整える
体幹や軸足が整ってない状態で踊ってると、だいたい膝から下に疲れが溜まった状態になります。
重くなった足を上げることで、股関節周りにかかる負担がいつもより大きくなります。→痛い(~_~;
あなたの足の付け根は大丈夫ですか?
ケアしてるのに治らないなぁと思ってるなら、①②へのアプローチが足りてないのかも。
直前でその場しのぎしないといけないときはそれで良いですが、長くバレエを楽しみたいなら体幹から整えることをお勧めします。