こんばんは。島田です。
お灸の一般的な効果をまとめるとこんな感じ↓
今回は、バレエ(特に大人バレエ)ダンサーさんにとってのお灸のメリット・ツボ・どのお灸が効果的かについて紹介します。
大きなメリットはこの2つ
(1)冷え症対策
(2)疲労回復(腰痛、股関節の痛み予防)←注目はコレ!
(1)冷え症対策
『お灸=温める』というのはイメージしやすいと思います。
PC作業などは末端の冷えを起こしやすくするので、職場がデスクワークの方には特にお勧めです。
そして、今回お伝えしたいのはコチラ↓
(2)疲労回復(腰痛、股関節の痛み予防)
大人バレエの方の場合、仕事後にレッスンに行く方が多いです。
遅いクラスだと、バレエの練習終わって帰ってきたら12時近い…なんてこともよく聞きます^^;その後にストレッチして、寝るとだいたい夜中の1時〜2時という方もいるのでは?
これは、「腰痛や股関節の痛み、足がつる、むくみやすい」などの症状を起こしやすくします。
東洋医学的な理由を説明するとこんな感じ↓(難しそうと思ったらとばしてくださいね^^;)
東洋医学では、睡眠不足になると「血」を消耗するという考えがあります。
さらに、女性の場合は生理もあるので、血はもともと少なくなりがち。そこにきて、睡眠不足による血の消耗が加わるともう大変。筋肉がつっぱって、関節が硬くなりやすくなります。その結果、よく使う部分の疲労が増えて痛みを起こす(腰痛、股関節痛など)んです。
この疲労回復にお灸は効果的です。
毎日据えたい3つのツボ
足三里(あしさんり)
疲労回復全般。足や膝の疲れも取れやすいです。
関元(かんげん)
腰の疲れをとります。真っすぐ立つと腰がきつい(出っ尻になりやすい)方はお勧め。
どのお灸が効果的?
断然、ひねるお灸の方が効きます。…が、市販の切り艾(セイリンのせんねん灸、山正のつぼ灸など)でも良いです。手軽だし〻(. . )
ちなみに山正のお灸の方が熱いです。刺激強くないと物足りない方はこっちかな?
せんねん灸の方がソフトに使える印象です。
ひねるお灸の方が効くというのはその据え方に特徴があります。
比べると大きさ全然ちがいますよね?
ひねるお灸の場合、同じツボに何回も積み重ねて据えるので、浸透度が違うんです。ちなみに、当院では奇数回(7か9の倍数)据えていきます。
ちょっと難易度は上がりますが、自分でひねって据えられればセルフケアとしてはかなり良いですよ。
終わりに
仕事後の疲れた体でバレエをやる機会が多い大人バレエでは、気持ち良く踊るために普段のメンテナンスがどうしても大切になります。
お灸は気軽にできるメンテナンス方法ですので、ぜひ取り入れてみて下さい^^週3日以上の方は特にお勧め。
疲れをとって、軽い体で踊ってみては?