こんにちは。島田です。
「もっとあばらを締めて」
「みぞおちに力を入れて」
「下っ腹に力を入れて」
あなたはバレエを踊っていて、この3つのワードを聞いたことがありますか?
これら(あばらを締める、みぞおちに力を入れる、下っ腹に力を入れる)は、引き上げするときに必要になります。
なぜ引き上げることがそんなに大事なの?
それは、バレエの動きがしづらいかしづらいからです。
手が重くて肩が上がるし、足が重くて持ち上がりません。そして、ルルベでふくらはぎを使い、ポワントでは立てないです。当たり前ですがケガもしやすいです。
そこで、冒頭の3つのワード(あばら、みぞおち、下っ腹)がでてきます。でも、これを文字通り受け取ってなんとかしようとするとできません。
・みぞおちに力入れると肩が上がります
・あばらを締めようとしても締まりません
・下っ腹はいわゆる腹筋ではありません
なぜこうなるのか?意識する場所が違うからです。
引き上げするときに意識する場所
骨盤底筋(こつばんていきん)というお尻の下にある筋肉です。ここを締めることで、あばらも、みぞおちも、下っ腹もちゃんと入ります。
でも、ここを意識するって相当難しいです。なので、今回はこの引き上げる感覚を身につける確実な方法をお伝えします。
引き上げる感覚を身につける方法
タオルかボールを用意します。
1.仰向けで膝を立てます
2.タオル(ボール)を内ももに挟みます
3.内ももを閉じていきます
4.内ももを閉じていくと、お尻が浮く(持ち上がる)感じになります
※お尻が浮く感じにならなければ、内ももの閉じ方が間違っています。股関節に力が入るのも間違いです
5.4でお尻が浮く感じになるのを下に押さえつけます
4のようにお尻が浮く感じの閉じ方をキープしたまま、お尻を浮かさないようにします
6.すると、下っ腹やみぞおちに力が入るのがわかります
この6の感覚が引き上げができてるときの感覚です。
(1)まずは仰向けで膝を立ててやる
(2)慣れてきたら仰向けで膝を伸ばしてやる
(3)さらに慣れてきたら立ってやる
と確実にステップアップしながらやっていくと、引き上げが身につきます。
立った状態で6の感覚が意識できていたら、冒頭の3つはすべて解決しています。つまり、
・みぞおちには力が入っています
・あばらはしまってウエストが細くなっています
・下っ腹にも力が入っています
引き上げができてるか確認したいなら
6の段階で
アンオーしたり、手をアラスゴンドに持ってきたりしてみてください。手が軽いはずです。
膝を伸ばしてやっていれば、6の段階で甲出ししてみてください。甲の出方が違っているはずです。
軽い体で踊りませんか?
引き上げができてると、立ったときの重さから違います。
身につけるまでは動くと抜けたりしますが、身についてしまえば無理な力も必要ありません。軽い体で踊れます。
力が入って無理にポーズとってるな〜と思うときはぜひやってみてください。軽くなりますよ^^