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肩甲骨や肩の硬さをとる意外なポイント|下関のツボを使ってゆがみ矯正(肩こり改善などに)

こんにちは。島田です。

今回は肩甲骨と肩の硬さを取る意外なポイントについてお話をします。
あるツボを刺激しながらパーツを動かしていくと肩や肩甲骨の動きがスムーズになるんですね。

では早速本編いきましょう。

「肩甲骨や肩が硬い」と一言でいっても人によって感じる症状とか問題って
色々あると思うんですね。

例えば、
・肩こりとか肩の痛みが気になるという
・肩甲骨とか肩の動きが硬いせいで背中に手が回らない、手が遠くに届かない
・姿勢の問題で言うと巻き肩とか猫背が気になる
っていう方もいるかもしれません。

先日お会いした方は、このなかでいうと
「肩の動きが硬くて背中に手が回らない…」
「体の後ろの方で腕を動かそうと思った時に肩甲骨がうまく動いてくれない…」
っていうのが悩みでした。

以前、
肩が硬くなってしまう意外な原因

というお話で肩甲骨や肩の動きが硬くなる時によく見られる傾向で
・右の背中の外側が硬くなってしまう
・左の足の付け根が硬くなる
などによって肩甲骨がうまく動かないケースの対策についてお話しました。

この方も、そういうタイプだったので、その時にお話しした対策をお伝えしところ…

・肩の動きが硬すぎるせいで、背中の外側に手が届かず寝ながらテニスボールでほぐしたり
・寝ながら体をねじるストレッチにしても、スペースがないとできない

ので「仕事中(座ってる時)や困った時にサッとできる方法何かありませんか?」ってご質問があったんですね。

そこで、【あるツボ】を使いながら【パーツを動かしてもらう】っていうやり方だったんですね。

それやっていただいたところ、「肩甲骨と肩の動きがスムーズになってラクになって、肩甲骨と背中の間に指が入るぐらいまで動くようになってきました」とのこと。

一体どの辺をやったのか?

肩や肩甲骨の硬さをとる意外なポイント、ツボ


それは、下関(げかん)というアゴにあるツボです。

このツボの位置は、頬骨の下でもみあげのちょっと前ぐらいのところにあります。

この話を聞いて、「なんでアゴが肩の動きと関係あるの?」って思った方もいるかもしれません。

これは顎の役割を見ていくとイメージしやすいので、簡単にお話します。

顎(アゴ)は姿勢制御センターでもある

顎は、咀嚼(食べ物をよくかみ砕き、味わう)だけでなく、姿勢制御のセンサーとしての役割もあります。

頭の骨にぶら下がる感じになってて、体の傾きをキャッチするセンサーでもあるんですね。

なので、顎の位置がズレたりするとバランスを取るために、代償運動(動かしたいところ以外が勝手に動いてカバーする)が起きて、筋肉がガチッと固まる所がでてきます。

それによって、付け根(肩や股関節)が力んだり、関節の動きがスムーズに動かしづらくなってきます。

逆にいうと、顎を整えることによって全身の姿勢バランスも整えやすくなるので、今回でいう肩や肩甲骨の動きもスムーズになります。

イスに座ってできる下関(げかん)のツボを使ったセルフ整体で肩甲骨や肩の動きをスムーズに

ここまでの話を聞いて、「顎のツボを押すだけで肩の動き良くなるの?」って思った方もいるかもしれません。

たしかに、このツボを押すだけだと肩の動きがそこまで楽になるわけではありません。

実はあるパーツの動きと組み合わせることで、歪みが取れるので関節の動きがスムーズになりやすいんですね。

そこで、そのためのやり方を紹介していきます。

下関のツボ+足首を回して調整するver


この方法はイスに座って行います。

①ツボを押さえる

ツボの位置は、頬骨(ほほぼね)の下でもみあげのちょっと前ぐらいを目安にすると良いです。

ツボの位置は、そこまで厳密じゃなくて大丈夫です。

②ツボを押さえたまま、口を軽く開ける

ツボを押さえたら、口を軽く開けます。

口を大きく開けてしまうと、顎関節がガコッとなって痛いので半開きくらいで大丈夫です。

そうすると、なんとなくアゴの奥の筋肉を押してるような感触がでてきます。
この、感触がわからない場合はそこからアゴ先を左右にズラしてみてください。押されてる感触がわかりやすいです。

③かかとを床につけたまま足首(つま先)を回す

ツボを押さえて口を軽く開けたら、踵をつけたまま足首を回していきます。

足首を回す回数は、内側外側だいたい5回ぐらいです。

片側やり終わったら反対側側もやります。

足首をやる場合は、両アゴのツボを押さえながら行います。

下関のツボ+手首を回して調整するver


同じ要領で手首も行います。

①ツボを押さえる

ツボの位置は、頬骨(ほほぼね)の下でもみあげのちょっと前ぐらいを目安にすると良いです。

ツボの位置は、そこまで厳密じゃなくて大丈夫です。

②ツボを押さえたまま、口を軽く開ける

ツボを押さえたら、口を軽く開けます。

口を大きく開けてしまうと、顎関節がガコッとなって痛いので半開きくらいで大丈夫です。

そうすると、なんとなくアゴの奥の筋肉を押してるような感触がでてきます。
この、感触がわからない場合はそこからアゴ先を左右にズラしてみてください。押されてる感触がわかりやすいです。

③手首で軽く何かを押さえながら手を回す

ツボを押さえて口を軽く開けたら、手首を机や太ももにをつけたまま手を回していきます。

回す回数は、内側外側だいたい5回ぐらいです。

片側やり終わったら反対側側もやります。

手首をやる場合は、回す方と同じ側のツボを押さえながら行います。

調整自体はシンプルですが、たったこれだけでも全身のバランスに対してアプローチができます。

手と足の違いは


手と足の違いは、動きがスムーズになる所に違いが出ます。

ツボを押さえて
・足首を回す→肩甲骨側の動きがスムーズに
・手首を回す→肩関節、腕の付け根の動きがスムーズに

ご自身の具合や状況によって気になる所も違うと思いますので、使い分けていただいてもいいですし、「使い分けとか面倒だな」と思ったら両方やってください。

肩甲骨や肩の動きがスムーズになると…

肩甲骨や肩の動きがスムーズになってくると、自分で肩甲骨剥がそうと思った時にリリースしやすくなったりしますし、ストレッチもやりやすくなります。

まとめ


では、まとめいきましょう。

今回は、肩甲骨や肩の動きが硬い時に、意外なポイントを使って椅子に座ってできる方法をお話しました。

下関(げかん)のツボを押さえて、口を軽く開けながら
・足首を回す→肩甲骨側の動きがスムーズに
・手首を回す→肩関節、腕の付け根の動きがスムーズに

顎を使った調整ですので、あんまり回数やってると顎の筋肉が緊張してきちゃってかえって硬くなっちゃったりすることもあります。

なので1日3回ぐらいまでを目安にやってもらうといいです。

調整自体はあまり時間かからずにさっとできると思いますので、気になったタイミングでやってください。


メンバー限定版では、もう少し掘り下げてお話しています。

どんな話してるのかというと、
・東洋医学的にみたアゴのツボで肩や肩甲骨にするメカニズム
・この方法の効果を上げるポイントと実技解説
・股関節の調整に使うならどの姿勢でやるといいか
などについても解説しています。

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以上、参考になれば嬉しいです。