こんにちは。島田です。
今回は、『骨盤のズレが気になるときに意識したいポイントと、すぐできる簡単なストレッチ』についてお話します。
骨盤がズレてる?
バレエ教室で踊っていて、こんなことありませんか?
片足で立ったり足を上げたりするときに、先生から「骨盤がズレてる」って言われたり、自分なりに直してもそこじゃないって言われたり…。
また、バレエ関係ないけど骨盤の高さが左右で違う気がするという方もいるかもしれません。
でも、「ズレがあるのはわかってるんだけど、じゃぁどこを意識すれば直るの?」って思いますよね^^;
こんなときにまず意識したいポイントがあります。
それが…
骨盤のズレで意識したい筋肉
腰方形筋(ようほうけいきん)という骨盤と肋骨や腰をつなぐ筋肉です。
なぜ、この筋肉が骨盤のズレと関係あるのか?
それは…この筋肉が、手ぶれ補正の骨盤バージョンのような働きをしてくれているからです。
腰方形筋は身体がブレないように骨盤を水平にキープしてくれます。
左右均等に使えていればいいんですが、デスクワークなどで普段座ってる姿勢が長い人はどちらかに偏って使われることが多いので骨盤がズレやすかったりします。
例えば、足を組んだり、横座りのような姿勢を続けていると…
片側だけ縮むクセがつくんですね。
そして、片側だけ縮むクセがあると…
片方の骨盤だけ上に引っ張られるので、骨盤の高さが左右で違うようになってくるというわけです。
骨盤のゆがみをリセットするストレッチ
では、どうやってそのクセやゆがみをリセットするのか。
片側の腰方形筋を使うと、体を横に曲げたり、骨盤を持ち上げたり、腰を伸ばしたりできます。
要するに、体を横に曲げる動きをうまく使えば、ゆがみのリセットに使えるんですね。
そこで、ここからは椅子に座りながらできるストレッチのやり方をお話します。
やり方は簡単です。
①椅子に座って、足を広げます。
このとき、かかとを前にするようにして、手を頭の後ろで組み肘は後ろに引きます。
こうすることで、次のステップで背中が動きやすくなります。
②あとは、上半身を横に曲げるだけです。
このとき注意したいのは、首だけ横に曲げないようにすること。
コツは呼吸の仕方です。
体を横に曲げていて途中で動きが止まったら、息を吸います。そして、『息を止めて』もう一段横に曲げます。
そこからダメ押しで息を吐きながらさらに体を横に曲げます。
体を横に倒していったときに、お尻の辺りじゃなくて、脇が伸びていればうまくいってます。
今日ちょっと座りすぎたな〜とか、足組んでたなと思ったらリセットで使ってみてください。
まとめ
・骨盤の左右の高さが違うなどのズレは、腰方形筋の片方が縮みすぎたことによるゆがみ
・体を横に倒すだけで骨盤のズレをリセットできる簡単なストレッチで骨盤のゆがみをリセット
ぜひ試してみてください。
これはバレエでいうと足を横に上げる動きとも関係があります。バレエ筋肉ハンドブックのP112〜113に載ってますので、本が届いた方はそちらもご覧ください。
では、また次回お会いしましょう。